電子レンジでヨーグルトを温めるときの注意点
ヨーグルトを温めて食べる「ホットヨーグルト」が話題になっているのを知っていますか?
いつも食べるヨーグルトを、電子レンジで温めるだけなので気軽に食べられて、腸内環境改善だけでなく、ダイエットや便秘にもかなりの効果があると人気になっています。
しかし、ヨーグルトを電子レンジで加熱するときには、注意点があるのです!
1.温めすぎないように注意すること
ヨーグルトには「乳酸菌」が含まれていて、この乳酸菌は高温になればなるほど死滅してしまいます。乳酸菌が死んでしまったら、せっかく腸内環境改善の為に善玉菌を増やしたいのに、その効果が半減してしまいます。
ホットヨーグルトの適正温度は「40度前後」です。乳酸菌は40度前後で活発に活動を始めることが研究でわかっています。
しかし50度~60度になると30分以内、100度近くになると数秒で乳酸菌が死滅してしまうので、電子レンジで温めすぎないように注意してください。
余談ですが、万が一温めすぎてしまって乳酸菌が死んでしまったとしても、乳酸菌の死骸は「死菌」と呼ばれ、悪玉菌を体外に排出してくれる効果があります。温めすぎたからといってヨーグルトは捨てずに、死菌も腸内環境改善に役立ちますので、冷ましてから食べることをおすすめします。
2.分離したら温めすぎている
ヨーグルトというのはもともと水分を含んだ半固体の食品ですので、電子レンジで加熱しすぎると水分がどんどん出てきて、分離した状態になります。
分離した状態は、食べていてもあまり美味しくありませんし、分離は温めすぎているサインですので、レンジにかける時間をもう少し短くしたりして工夫してみてくださいね。
3.ラップはかけない方が良い
ラップをかけてしまうと、ヨーグルトから蒸発した水分が循環して、水っぽくなってしまいます。それに高温にもなりやすいので、ラップはしないほうがいいでしょう。
ちなみに私は、ヨーグルトにびっちりとラップをかけて、3分くらい電子レンジで加熱していたら、ヨーグルトが爆発したことがあります(笑)
以上の3つの点に注意して、美味しいホットヨーグルトを食べてみてくださいね。