ガスピタンで過敏性腸症候群(IBS)が治らない理由とは
ガスピタンがおならを止めてくれる薬だと思っている人は少なくないはずです。しかしガスピタンは腹部膨満感の解消の薬であっておならを出ないように止めてくれる薬ではありません。
腹部膨満感というのは、お腹の張りのことでガスがお腹の中でたまってしまい苦しくなります。ガスピタンはこのガスだまりをつぶしておならとして出やすくさせたり腸で吸収させやすくしたりする薬です。
ガスピタンは過敏性腸症候群(IBS)の治療に効果的か
ガスピタンはおならが出なくてお腹が張って痛くなってしまう人には有効な薬ですが、ガス型の過敏性腸症候群のようにおならが出てしまって困るという人にはあまり意味がないといえます。
ガスピタンには乳酸菌などの整腸作用のある成分も含まれていますので全く効果がないというわけではありませんが、基本的にガスだまりに悩む人のための薬です。
ガスだまりができるのも心理的ストレスが少なからず関係しているのでIBSとは無関係とはいえません。
ガス型過敏性腸症候群(IBS)を治すのにはどんな薬がいいの?
IBSは精神的なストレスから腸が不調になってしまうものです。ストレスの原因はその人その人で様々であり治療方法もそれぞれ違ってきます。
ストレスの原因が人間関係であったり仕事関係であるのならそれを解消する必要があります。そんな場合は心療内科や精神科でカウンセリングをしてもらいながら自分にあった薬を医師から処方してもらうのがいいでしょう。
ストレスの原因がおなら自体にあるのであれば、整腸作用のある薬で腸内環境を改善するのがいいです。おならを臭くないようにしておけば周りに気にすることなくおならをすることができるようになります。
まとめ
ガスピタンはCMのイメージだとお腹のガスが消えちゃっておならがでなくなるような気がするのですがその成分はガスだまりをつぶす役割をもつジメチルポリシロキサンが主成分なのでおならがいっぱい出ちゃって困るという人には向かない薬です。
逆におならが出なくてお腹が痛くなってしまうしまう人は試してみる価値はありますね。
ちょっと私もガスピタンについて誤解していたところがあったので記事にしてみました。私の場合おならが出ることにストレスを感じていたため腸内環境をよくすることを考えて乳酸菌をとるようにしました。はじめはヨーグルトを食べていたのですが今はサプリにしています。