ガスピタンとガスコンの違いとは何?あれっ意外と違うのか?
ガスピタンはCMでおなじみの小林製薬のガスだまり改善薬です。ガスコンはガスに起因する腹部症状の改善をする薬です。まあ、言い方が違うだけでほぼ同じ効能ですね。
ガスピタンとガスコンの違いってあるのでしょうか?あるなら何が違うのでしょうか。
ガスピタンとガスコンの相違点について
ガスピタンは一般用医薬品(第三種医薬品)ですので、薬局、ドラッグストアはもちろんスーパーやコンビニ、アマゾンや楽天、ヤフーショッピングといったネット通販でも買うことができます。一般用医薬品は第一種、第二種、第三種があり第三種は最も副作用の心配の少ないものです。
それに対してガスコンは医療用医薬品ですので、医者の診断のもと処方される薬で基本的には病院で診察を受けないと手に入れることができない薬です。
どちらもお腹の中のガスだまりをつぶす働きをしてくれるジメチルポリシロキサンという成分が主成分となっているのでその効能も同じです。
成分の違いについて
ガスピタンにはジメチルポリシロキサン以外の成分でセルラーゼAP3という食物繊維を分解し、ガスの発生を抑えてくれる成分やビフィズス菌、ラクトミンといった整腸作用のある成分が入っています。
ガスコンはジメチルポリシロキサンのガスをつぶすという効能以外はとくにはありません。
病院でガス型の過敏性腸症候群だと診断されるとよく処方されるのがガスコンとビオフェルミンです。ガスコンでガスだまりをなくしてビオフェルミンで整腸するとよいということです。ガスピタンはこの2つが一緒になっているというイメージですね。
ガスだまりをつぶすと何がいいの?
ガスピタンのCMを見てるとまるでお腹のガスがなくなってしまうように感じるのですが、実際はガスをつぶしていてなくなるわけではないのです。
では、ガスだまりをつぶすと何がいいんでしょうか。
ガスが体内にたまってしまうとお腹が張ってしまいます、これは腹部膨満感というものでお腹が重い、ゴロゴロするなどの不快感を感じます。
ガスだまりをつぶすと腹部膨満感は解消されます。ガスはつぶれると腸内で移動しやすくなり吸収もされやすくなります。移動しやすくなるとおならとなって体外に出やすくなります。
ということは、おならが増えるってこと?
詳しくは過去記事をどうぞ。
ガスコンは病院のX線検査や胃カメラをするときにも使われます。ガスだまりが異物となってカメラに写り込むのを避けるためなんです。
ガスピタンとガスコン どっちがいいの?
成分の違いだけを見ると整腸作用もあるガスピタンのほうがいいような気もしますが、先ほども言いましたが病院で過敏性腸症候群のガス型と診断されるとガスコンと整腸剤が処方されるケースが多いですのでどちらも同じと言えます。
病院で治したい人は医師の出す薬で、自力でなんとかしたい人はガスピタンでということです。
そもそも腹部膨満感の悩みではなくておならが出ることが悩みの人は乳酸菌サプリのほうがいいと思います。私も飲んでいますよ。